教授挨拶

　徳島大学大学院医歯薬学研究部薬理学分野ホームページをご覧いただきありがとうございます。

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　教授就任後、早くも２年が経過しました。今年度も医学科３年生３名が医学研究実習に加わり、教室が大変賑やかになりました。皆積極的に実習を行っており、その内１名は学会で学生優秀発表賞を受賞するという快挙を成し遂げました。また２名も医学研究実習発表会でリサーチマインド賞、ピアレビュー賞を受賞しました。教室員一同、さらに研究に邁進するモチベーションを高める出来事になりました。小さいことですが少しでも基礎研究の醍醐味を知ってもらえたらと思います。

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　研究について、今年度は、主研究テーマである鉄研究の総説（Ikeda, et al. J Med Invest. 2022）ならびに昨年度より開始した漢方薬研究についての論文（Ikeda, et al. Phytomedicine. 2022）を発表することが出来ました。また、船本助教は、精力的に教室運営、学生教育に携わってくれており、薬理学分野になくてはならない貴重な戦力として活躍してくれています。加えて、研究面でも学会発表を積極的に行い、各種研究費も獲得してくれています。また、前任地の研究成果について論文発表することに加えて、当分野赴任後に開始した各種プロジェクトについて、様々な興味深い知見を明らかにしており、教室の研究発展に貢献してくれるものと期待しています。
 

　教育について、昨年度同様、生理学分野、精神神経科学分野、血液内分泌代謝内科学分野、薬学部の多くの先生方のご協力をいただき、基礎・臨床の垣根を超えた水平垂直連携教育に基づく講義を引き続いて行っています。実習について、生化学、生理学、薬理学合同で基礎医学統合実習を行っています。薬理学の実習項目ではwebシュミレーターを導入し、能動的実習が可能となりました。コロナ禍により、対面での講義・実習について不透明な状況ではありますが、学生に不利益のないように配慮して教育を行っています。

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　徳島大学は医療系全ての学部・施設を有した大変恵まれた環境にあり、医学研究者養成に注力している数少ない大学です。研究に学歴や年齢は全く関係ありません。興味のある方は気軽に連絡してください。研究で新しい知見を見つけた時（Eureka）の感動は言葉に表わせないものです。その感動を一緒に体験してもらいたいと思います。難しいことは全くありません。本人のやる気次第です。新たな発見を目指して一緒に研究しましょう！

　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　（2022.11.1（2023.1.29修正))